網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

見えすぎちゃって困るの

新しいメガネが完成!

矯正視力1.2の世界に久しぶりに帰ってきたよ。

見える!本当によく見える。

これで雨の日や夜の移動も格段にストレスが減る。


しかし、見えすぎちゃうと

①床のゴミや壁のシミが気になる

②人の顔のシミや化粧むらが気になる

③パソコンの画面で、曲線のギザギザが気になる


…これはまあ良いとして。


患側である左眼、単眼でものをみるとやっぱり歪みがある。

縦のラインがうねうねと。


やっぱり、完全に元に戻ったという訳ではないんだよね。


わかってはいたけれど。

改めて突き付けられた現実に、ちょっびり凹むなー

新しい先生、新しい眼鏡

さてさて。

いまや2カ月に一度になった定期検診も無事クリア。

自己診断通り、結膜嚢腫は経過観察でオッケー。

視力も十分もどり、新しいメガネ作りましょうねーと新しい先生から嬉しいお言葉。

(ちなみに新しい先生はとても優しい丁寧な先生。よかったー)


それにしても今はメガネってこんなに安いのね…

一万円でお釣りが出るってどういうことなの…


いや、わたし、こんなに安いなんて知らなかったの。

一本50,000円のイメージあったの。

だから中国に旅行した時に作ったの。


細かいニュアンスなんて伝えられる語学力はないからね、正直見え方も掛け心地もいまいちだったの。


語尾が気持ち悪いな。

ブログをはじめた理由

私は文章を書くことは大好きだけれども、

本を読むことがあまり得意ではない。

読書家の一族に育ったのに、

私一人が読書の習慣が身につかぬまま大人になってしまった。

(マンガ除く)

 

こんな私でも好きな作家さんというのが数名おり、

その人の文章だったら何時間でも読んでいたいと思えるし

実際読んでいる。

 

たぶん私は、感性のある一部分が異様に敏感なのだと思う。

小説も、読む能力がないのではなくて好みがうるさい、

「浸っていられる文章」のレンジが極端に狭いのだと

大人になってから気づいた。というかそう思うようになった。

 

はてなブログをはじめたのは

はてなブログをやっている大好きな作家さんのところにコメントを残したい」

それが一番の理由だった。

 

病気をして、心身共にどん底だったとき。

事業主としての意地もあるし

医者としての評判にも関わるから

人前では元気なふりをしていなくてはいけなくて、

本当に本当に辛かった。

そんなとき、大好きな作家さんのブログを読んで、

身の回りの小さな出来事をユーモアたっぷりに書いた記事で

何か月ぶりかに腹を抱えて笑った。

 

笑えた自分に驚いた。

こんな素敵な文章を生み出してくれてありがとうと伝えたかった。

 

でも、ブラウザとの相性が悪かったのか、なんなのか、今となっては知る由もないが

匿名の状態でコメント書き込もうとするとエラーが出てしまったのだ。

 

急遽IDを取得し、無事コメントも書き込み成功。

そして、せっかくだからとこうしてブログに思いをつづるようになったというわけです。

 

実は、

① 昔々からやっている、恋愛体験などをつづった女子っぽいブログ

② 自分のフェイスブック

③ 診療所のフェイスブック

④ 診療所のブログ

⑤ 食べたものをひたすら記録するだけのブログ

⑥ 旅行ブログ

⑦ ここ

と、私は表現の場所を広げすぎている。

でも、完全にキャラを変えながら言いたいことをぐだぐだとかけているので

これはこれでいいのかなー。

(⑥はパスワードを忘れ開かずのブログになっているが)

 

これからもたくさんの思いを綴っていこう。

そして、いつか何かの形で誰かの役に立てるように。

 

お題「ブログをはじめたきっかけ」

術後の視力回復 その2

もうすぐ定期検診なので、備忘も兼ねて。


⚫︎12月中旬、術側の眼球結膜に嚢腫

 直径8ミリ程度で増大傾向なし、疼痛なし。

起床時など、乾燥していると軽く異物感。

 時折周辺に充血


⚫︎飛蚊症 小さいものがちらつくが業務に支障なし


⚫︎杖は12月以降使用していない。時々小さい段差見落としてひやっとすることはある。


⚫︎術側視力は前回の検診より回復している。その分、縦線の歪みが気になる。スマホの左右が波状に。文字も患側のみで追うと数分で船酔い状態。


こんなところです。

全体としてはかなり順調な回復。

しかし視力が戻ったぶん、歪みを自覚しやすいのがちと辛いかな。


先日、久々に書道を嗜んだ際に

縦のラインうまくとれずに驚いた。


しかし、こればっかりは悩んでも仕方のないこと。

(悩んでも事態が好転するわけではないことは、悩まないと決めている)


芸術系の職業や製図必須な仕事の人であれば大変なことだけれど

幸い、我が診療科は縦線の微妙なラインの変化が悪影響を及ぼすことが一切ないと断言できるので

回復を信じ、日々淡々と過ごすのみ!




さようなら2015年

今年も残すところあと20時間弱。

わたしにとって2015年は、きっと一生忘れられない特別な年。


網膜が剥がれて視野が突然欠けたあの日から

平穏な生活は一変した。


正直、事業を畳もうかという思いが頭をよぎった回数も両手両足では数え切れない。


でも、本当の本当のギリギリのところまで悩み抜いた結果

「続ける」いう選択ができた。


苦しい状況を共有しながら、時には優しく時には厳しく

いつでも変わることなく寄り添ってくれた家族やスタッフ。

御自身もヘビーな状況を抱えているというのに

我が身のことのように私を案じてくれた患者さん達。


ベタすぎるけれども

人と人は支えあいながら生きているのだと改めて感じた。


そもそも、医者なんて、特に開業医なんて

患者さんが集まってきてくれなければ本当にただの人だ、ともつくづく思う。


いやでも業務が鬼のようにふってくる勤務医と違い、

求められてなんぼの世界。


療養中の、暗い暗いトンネルの中にいた日々は

「求められる」ことが辛くて辛くてたまらなかった。

誰にも会いたくない日があった。

健康なふり、元気なふりをせねばならない毎日がこれからずっと続くかと思うと逃げ出したくなった。


それでも。

時が、医療が、支えてくれる人たちが全てを解決してくれた。

あの苦悩の日々はもはや笑い話。

「ふり」をしなくても

私はもう十二分に健康だし、元気になれた。


人は変われる。

回復できる。

今は心からそう思う。


「病は気から」という言葉、厳しいニュアンスを内包するのであまり好きではないけれど


「ネガティブな思考は人を追い詰める」のは事実だなと。


苦悩は2015年に全て置き去りにして

あたらしい一年はよりアクティブに。


視野を広げて積極的に、仕事にも遊びにも勢いよく取り組みたい。


この年末はちょっと宴席を張り切りすぎて

さすがに驚異の消化機能を誇る私めも胃薬が手放せない日々。


つくしAM酸、ムコスタ、マックターゼ、セレキノンガスタータケプロン、ネキシウムなどなど

様々な消化器薬のお世話になってきたが

自分が一番頼りにしてるのは六君子湯

とはいえ、予防に勝る治療は無しなので最重要課題は食べすぎないこと。

食生活に関してだけは、少しだけ控えめに生きて行こう。


さようなら2015

ありがとう2015!





新たな病変

この年の瀬に、大変ショッキングなことに気付いてしまいました…

わたくし、網膜だけでなく結膜にも異常をきたしている模様。

左眼の白眼の部分にぴょっこりと小豆大の膨らみが!
そして周辺に小さな出血が!!

ちょうど上眼瞼で隠れている部分なので、いつからそこに在ったのかは定かではございませんが。

スタッフに「先生、今日ちょっと目が赤いですよー気をつけてくださいねー」と指摘され
言われてみれば確かに…と思い鏡を見つめてみたところ

そこには見慣れぬ風景が。

一瞬、また入院なの?またオペなの?と血の気が引きましたが
結膜の疾患はそういやさほど緊急性高くもなかったな、と気を取り直して
十何年ぶりに穴があくほど読み返してる眼科の教科書に手を伸ばし

あ、たぶん結膜嚢腫だ。

と自己診断。

(こういうとき、医者でよかったなーとつくづく思う。
あとは年末のスーパーハードスケジュールの日々の中で動悸が頻繁に起こっていても
うんうん、これは交感神経の刺激症状だね、失神も息切れもないし緊急性ないよね、とジャッジできたりとか。)

そんなわけで、ドギマギしながらも悪いものではなさそうなので
このぶっくりと共に年を越すことになりそうです。
破裂しちゃいやよ。

ダイエット宣言

1回目の手術のあと、経過がかなり順調で視力の戻りもよかったので

術後一か月目くらいでかなり調子に乗って動き回っていたら

二か月少々で再発の憂き目にあった。

 

2回目の手術を終えてからは

とにかく安静を心がけていたし

気持ち的にもあまり楽しむことができなくて

(今思うと、ほんのり抑うつ状態だった気がする)

 

大好きだった旅行も自粛、スポーツも自粛、人に会うのも最低限。

 

それで自宅でひたすら安静にしていたら

 

はい、予想通り

 

肥えました!!!

 

スポーツも再開したいのですが、多分お肉が付きすぎてウェアが入らないw

10キロくらい増えたかと感じるほどのブヨり具合で体重計のるのも怖くて

でも、メンタル的に長い暗いトンネルからは抜け出た感がやっと出てきたので

意を決して乗ってみたら

3キロほどの増加でした・・・

良かったような悪かったような。

 

年末で色々ドタバタしてますが、週1のジム通いとランニングは死守して

今年度中には元の体重に戻す!

 

ここに宣言しておきます。そうしないとサボるからね