網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

気持ちだけは完全復活

先日、3か月ぶりの検診。

新しい先生もとても丁寧かつ親切。

病院運、先生運が良すぎて怖くなるほどだ。


気づけば再手術後一年を無事に経過。

やはり年単位での安定は自信につながるのだろう、

わたしの中で勝手に作動していた色々なリミッターがいつの間にか外れているのを実感する。


再発のリスクがゼロになったわけでは勿論ない。

でも、さほど親しくない人にもサラリと病気のことを話せるくらいに

自分の中で「過去の物語」になっている。


まだ不安の渦巻く時期って、

変に心配もされたくないから

妙に過剰に「もう大丈夫ですから!大丈夫ですから!」なんて言ってみたり

かといって健常人的扱いを当然のようにされると密かに傷ついてもみたり。

なんだか矛盾だらけな自分にぐったり疲れていたっけ。


ましてやわたしは、ひとの健康を守る仕事に就いており

小さいながらも一国一城の主でもあり。


正直、なにもかも投げ出して山奥にでも篭っていたい、そんな風に思い詰めたことも一度や二度ではない。


それでも、こうして健康な精神を今取り戻せていることが

本当に本当にありがたい。


習い事も再開して

趣味のスポーツ二つも、開業してしばらく自粛モードだったのを

来年あたりから数年ぶりに競技に復帰しようかとも思案中。 


競技に出るなら三か月前には日程組まないとエントリーや仕事の調整がつかないのだけれど、

昨年はそんなわずか先の未来ですら確信もてなかったことを思うと

競技でたいという気持ちは自信のバロメーターだなとも感じる。


マイナー競技であるがゆえ、身バレが心配ではあるが

いつかスポーツのこともここに綴れたらよいな。


身体はすっかり元には戻っていないのが実状で

視力は落ちてメガネの度でいえば数字が「2」進んでしまったけれど。


気持ちはもう、すっかり健康です。