網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

人生で一番、眼科を猛勉強している。

「私の仕事は医師です。」


そう胸を張ってヒト様に話せるようになるには、かなり時間を要しました。


元々、大いなる夢や野望を抱いて目をキラキラさせて医学部に入ったわけではない私。

落ちこぼれ気味の暗黒な学生時代を過ごしました。

それでも、よき友人や先輩や恩師に恵まれてなんとかドロップアウトせずにそれなりに経験を重ねて、センセイなんて呼ばれることに面映ゆさも感じなくなってきた頃、

一大決心をして開業いたしました。


開業の前に、経営のことや人事のこと、診療報酬や不動産や内装のこと

多岐にわたり勉強しました。そりゃもう必死に。


でも、今の私、あの頃以上の必死さで、学生時代よりも熱心に、眼科を勉強しているよ。


最初の入院のときに「正しい点眼薬の差し方」を遂行できず看護師さんに失笑されたのも

今は良い思い出だ。

※上瞼には触らず、アカンベーで!