戻れるものなら
今週のお題「行ってみたい時代」
それはもう、迷いもなく一択で、
網膜剥離の発症前に戻りたいです。
命をとられるわけではない、
適切な処置さえすれば視力を失うことは無い。
病気自体は、現代の医学をもってすれば「治療可能」な部類に入るもの。
よい先生、よい病院にも恵まれた。
だから、病気自体は怖くはない。
今の自分にとって一番しんどいのは、
数か月先、数年先の予定を躊躇なくたてるということができないこと。
「再発しているかもしれない」
「入院しているかもしれない」
と思うと、スケジュール帳に予定を書き込む手がほんの少し止まってしまうのだ。
でも、これは、裏を返せば
「明日がくる」
「未来がある」
ってことへの感謝にもつながること。
それに気づかせていただいたことは、本当に幸せなことだと思っている。
病気をしてから、
仕事においても人間関係においても、
あまり遠慮や我慢をしなくなったように思う。
手放したいものはガンガン手放す。
嫌なものは嫌だと言ってみる。
昔はできなかったこと。
・・・この気持ちをもったまま、発症前に戻りたいなーとか。そんな気持ち。