亀田大毅選手、網膜剥離で引退
これはもう、そのまんま。
網膜剥離になった自分と向き合うためのブログなので
その旨タイトルにしました。
(最初は「網膜剥離闘病記」でしたが、なんかニュアンス違うなーと思って
ほどなく改題したという経緯がございます。)
ハンドル名も、「網膜剥離の英語名+発病年」です。
いやー、なんのひねりもないのですが、
このハンドルって呼びかけにくいですよね。綴りおぼえにくいし。
「網膜はげ子」はどうだろうと家族に伝えたところ
全力で阻止されました・・・。
もう少しよき名前を思いついたあかつきには、華麗に改名いたします。
さてさて。
先ほどからニュースをにぎわしている、亀田大毅選手の引退のニュース。
あ、私と同じ病気!!と、いきなり沸き起こる親近感。
引退の理由、「網膜剥離で視力が0.1まで戻らなかったから」と書いてある。
おなじ病を患った身として、頷ける部分もあれば、そうでもない部分もある。
視力云々よりも、きっと亀田選手は
闘う気持ち、前に進んでいく気持ちが
病気をきっかけにポッキリ折れてしまったんだろうと(勝手に)思っている。
私はボクサーほどの強靭な肉体を求められるわけではなく
スポーツ選手みたいに戦闘態勢を保ち続ける必要もないけれども、
「日々プロフェッショナルとしてそこに居続ける」ことが求められる立場ではある。
病気になると、平穏な日常が奪われる。
ただただ居続けるってこと、ただそれさえも、しんどくなることもある。
発症してから数か月の間は「もう診療所閉めようかな」っていう思いが
毎日毎日頭の片隅から離れなかった。
自分の健康もあやういときに、人様のケアをいままでと同じ気持ちでは
正直、できなかったから。
あの時期、仕事の質はかなり落ちていたと思うし、
そんな自分にまた落ち込んだりもしていたなー。
私は幸い、色々な偶然も幸運も重なって
今は「また前に進んでいこう」と思えているのですが。
願わくば、再再発のおこらないように。
そして再生医療が進んで、失った光、弱くなった光も取り戻せるようになることを。