網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

家族の力

ここ何週間か、

詳細記すと嘆き節が止まらなくなるので割愛するが

公私ともにかなりヘビーなことが立て続けに起こり、心身のバランスをやや欠いていて

息も絶え絶えな感じの日々。

しかし。

我が家には私の帰りを首を長くして

待ち構えているひとが約一名。

ぱかっと口をあけて、母ちゃんが運んでくれる餌を

ひたすら待っているひな鳥のような?

…いやいや、大好きだし尊敬しているし

仕事の上でも生活の上でも、これ以上ないってくらい頼りにしている大切なパートナーなのですが。

何故か私みたいな面倒くさい人間を嫁にもらってくれた

若くもないのに苦労を買いにいっちゃうような勇敢な我が夫。

そして、女の趣味だけでなく味覚もユニークで

美味しいものや珍しいものを日頃さんざん食べ慣れているはずなのに

私の作るごはんが世界一美味しいんだそうですよ。

台所に立ってトンカントンカン野菜を刻んでいると

憂き世の塵もいつの間にか流れて飛んでいくようです。

なんてことない私の料理を夫はぺろりと平らげてくれて

たまに、「明日のお弁当に入れようっと」と思っていたオカズまでも知らないうちに奪われ

でも、きっと、こんな日常が

幸せってことなんだなーとおもう。

一日一日が無事に過ぎていくこと、

なにげない生活のひとこま、

微笑みかけてくれる家族の存在、

ありがたいなって心から思えるのは

病気の副産物でもあるのかな。

いつも、ありがとう。

あなたがいつでも私の一番の味方でいてくれるから

どんな苦労でも越えていける気がするよ。