網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の好きな先生

医師なので、仕事中は「先生」「先生」と言われている私です。医師同士は二人称は「先生」と呼び合うことが多いです。これって凄く便利な呼称だと思う。年上だろうと年下だろうと、仲良しだろうと初対面だろうと、とりあえず相手が同業者なら「先生」と呼ん…

五万人にひとり

網膜剥離の発症率は、5000人から10000人に1人。そのうち90パーセントが最初の手術で回復するとのこと。…ということは。私は物凄いレアな存在ということだ!!と診療所のスタッフに鼻高々に伝えたら凄〜く嫌な顔をされましたが。なにはともあれ、…

術後の視力回復

最初の手術の時も、二度目の時も程度は違えど似たように推移しています。※あくまでもわたし個人の場合。個人差が大きいですから、患者の皆様は参考程度になさってください。【術後数日間】視力0.01の世界。目の前でちらちらする自分の指が弁別できないレベル…

裂孔原性網膜剥離

「網膜剥離になったよ」と話すと、大抵の人に「えっ、殴られたの?」などと驚かれます。しかし。多くの網膜剥離は外傷とは無関係に起こり得ます。私は子供の頃から強度の近視でした。近視の眼は前後方向に眼球が変形し、その影響で網膜が引っ張られて物理的…

人生で一番、眼科を猛勉強している。

「私の仕事は医師です。」そう胸を張ってヒト様に話せるようになるには、かなり時間を要しました。元々、大いなる夢や野望を抱いて目をキラキラさせて医学部に入ったわけではない私。落ちこぼれ気味の暗黒な学生時代を過ごしました。それでも、よき友人や先…

改題しました

最初は「闘病記」という言葉を使っていたのです。が、なんかしっくり来ないのです。手術が無事に終わった今、日常生活の負荷を減らしながら日に数回、二種類の目薬をさす生活。闘病という言葉のもつストイックなニュアンスが、どうもフィットしていない。な…

闘病記的な何かを書こうと思う。

この世に生まれてから三十数年。健康だけが取り柄のような私が、今年「網膜剥離」を患い、二度の入院と手術を経験しました。現在も再発の恐怖に打ち震えながらも、少しずつ確実に、日常を取り戻しています。こんな時、何より欲しいのは情報!同病の先輩方の…