網膜剥離からの回復日記

40歳目前にして網膜剥離に罹患したときの覚え書き。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

闘病ブログ

数年前から、仕事上の必要に迫られて いわゆる闘病ブログを読むことが増えていました。 普段の診療所での仕事に加え、 企業の中に入って社員さんの健康管理を行う、 産業医としての仕事を並行して行うようになったからです。 臨床医として、 患者さんが病気…

少しずつ取り戻す日常

何ヶ月ぶりかに、ハイヒールを履いて街に出た。メガネをしていない自分の顔をまじまじと眺めるのも久しぶりのこと。アイメイクしたのも何週間ぶりだろう。なにせ視力の落ちている間は、段差やひとの流れがこわくて転倒→外傷→再剥離の間抜けなカスケードに陥…

サザエさん

秋も深まりつつある今日この頃。日の落ちるのも早くなり、帰り道にはジャケットの襟を立てたく…あれ…ジャケット着てくるの忘れたな今日。もともと、脳に異常があるんじゃないかと思うくらい忘れ物なくし物の名人でしたが片眼の視力がガクンと低下している今…

戻れるものなら

今週のお題「行ってみたい時代」 それはもう、迷いもなく一択で、 網膜剥離の発症前に戻りたいです。 命をとられるわけではない、 適切な処置さえすれば視力を失うことは無い。 病気自体は、現代の医学をもってすれば「治療可能」な部類に入るもの。 よい先…

揺れる想い

手術後、2ヶ月ほどで感染予防の点眼薬も卒業。治療としては一段落している時期。こういう時に緊張が緩むのか、白昼夢を見たり、夜中に病気の夢で飛び起きたりする。能天気な性格だし、「悩んでも解決につながらないことは悩まない」と決めているし、病気の…

目の愛護デー

10月10日は、眼の愛護デー。知識としては子供の頃からずっと知ってはいたけれど、今年ほど真摯な気持ちでこの日を迎えたことはなかったと思う。もっと真剣に眼のことを愛し護ることを考えた生活をしていたらこんなことにはならなかったのだろうか、と時々後…

作戦会議その三

そんなにダラダラ引っ張るつもりもなかったのに、まとまらないお話… (私の日常を象徴している!?) 主治医への感謝の気持ちのお品についての友人達との検討の結果。 1.あからさまに「贈り物」とわかるものは避ける(昨今の医療従事者貰い物受け取るのヨク…

作戦会議その二

もはや、網膜剥離の治療とは全く関係のないサイドストーリー(?)ですが。敬愛する主治医に、診察時の「ありがとうございました」という言葉以外の手段でも感謝を伝えたいなあと。同業の友人たちとの飲み会で、あーだこーだと意見を言いあいました。(キモ…

作戦会議その一

主治医のことを尊敬している。先生に出会えたのは、本当に全くの偶然。緊急入院、緊急手術から始まった治療なので、吟味している余裕なんて、一切、なかったから。たまたま運ばれた病院で、たまたまその日の担当だった、ただそれだけのご縁。でも今や私の人…